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各種会議報告
四万十つるの資料室
四万十つるだより
 
 平成19年度は休耕田での取り組みをスタートさせた年であり、借り上げ契約などに時間を要しました。そのため、モミ撒きの時期がかなり遅れました。また、草刈り後、刈った草が腐ってガスが発生したことなどもあって、モミは思うように育たず、学ぶべきことの多い1年でした。
  ツルは、平成18年度の倍近い125羽が確認されました。また、森沢・間(はざま)地区の方々から、「中山地区の『ツルの里』付近からツルが飛び立ったのを見た」といった連絡をもらいました。国土交通省と連携してみんなで整備した中山地区を、ツルたちが利用してくれたのでしょう。「頑張って整備した甲斐があったね」とみんなで喜び合いました。
 
平成19年度の取り組み
時期 活動内容
5〜6月 休耕田の実態調査 →休耕田での取り組み
6月 休耕田の借り上げ作業(〜12月)
7〜8月 ツルのえさ場づくり(実地調査・草刈り・整地・第1回モミ撒きなど)
9月 ツルのえさ場づくり(第2回モミ撒き・肥料撒き)
ツルのねぐらづくり(周辺部草刈り・整地)(〜11月)
10月 平成19年度総会開催(10月5日)
会報Vol.1制作 →会報の制作
ツルの行動・環境体系調査(10月末〜平成20年2月)
11月 「ツルの自然体験学習会」開催[協力:国土交通省]
ホームページ立ち上げ(11月10日オープン)
平成20年2月 会報Vol.2制作
3月 「ツルの里づくりを考えるワークショップ」開催
会報Vol.3制作
 
 
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 休耕田では、以下のような取り組みを行いました。


緑色の部分が休耕田。
赤枠が借り上げ予定地域(約5ha)
5〜6月 休耕田の実態調査
  四万十市江ノ村地区の休耕田の実態や地権者などを調査し、借り上げ地域(約5ha)を決定しました。

6月 休耕田の借り上げ作業(〜12月)
  31人の地権者の方々と交渉し、休耕田の借り上げ契約を行いました。

7〜8月 ツルのえさ場づくり(実地調査・草刈り・整地・第1回モミ撒きなど)
  休耕田は3m近い雑草で覆われていたため、ボランティアによる人力での草刈り作業とともに、大型重機も導入し、約1週間かけて草を刈りました。その後、火入れや水張りなどを行い、もとの水田に戻しました。一連の作業には、多くの会員の方々にご協力いただきました。
 
雑草に覆われた休耕田(作業前) 草刈り
火入れ(刈った草を焼いた) 耕うん後、水を張り、整地
 
9月 ツルのえさ場づくり(第2回モミ撒き・肥料撒き)
    ツルのねぐらづくり(周辺部草刈り・整地)(〜11月)
第2回モミ撒き・肥料撒き 整備したねぐらには11月から水
を張った
 
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 会報「四万十つるだより」を3回、合計2,000部作成し、地元の方々や小中学校などに配布して、普及啓発を図りました。
  ※「四万十つるだより」の閲覧・ダウンロードは
   こちら→http://www.nakamura-cci.or.jp/doc/tsuru/news.htm
 
会報「四万十つるだより」(左からVol.1、Vol.2、Vol.3)
※仕様:A3二つ折り・両面フルカラー
 
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 晩秋から初冬および冬期には、渡来するツル類の生活状況等の調査を行い、行動を記録しました。

ナベヅルの親子
 
《調査結果より》
今季は11月頃からツルが訪れ、四万十川(中筋川)流域で平成18年度の倍近い125羽が確認されました。
それらの行動を観察すると、宿毛市平田や四万十市有岡、愛媛県西予(せいよ)市などで数日間に交互に確認されるなど、幡多地域と西予市付近を行き来していることがわかりました。また、今季は家族連れでの飛来が多く見られました。家族連れで越冬すると、その翌年には8〜9割の確率でまた訪れるといわれ、越冬への期待が高まりましたが、残念ながら越冬は確認されませんでした。
 
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 地域の小中学生を対象とした自然体験学習会を開催し、ツルのすみやすい環境保全に対する理解促進を図りました(国土交通省中村河川国道事務所の協力で実施)。

現場で説明を聞く小中学生
(江ノ村地区)

お披露目されたデコイ(中山
地区)

《実施概要》
日時:平成19年11月9日 9:30〜12:10
参加児童・生徒数:57名(その他会員等約30名)
場所:四万十市立東中筋中学校多目的ホール(学習会)、
    中筋川流域中山地区・江ノ村地区(現場見学)
内容:
学習会では、小中学生の合同授業を行い、澤田佳長氏(野生生物環境研究センター 所長)がツル越冬の歴史や最新の飛来情報などについて講義を行いました。
現場では、ねぐら・えさ場の整備状況を見学しました。中山地区では、小中学生によるデコイ(ツルの等身大模型)の除幕式を行いました。
 
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 地域住民を対象としたワークショップを開催し、山口県八代(やしろ)地区でのツル保護活動の実践事例を学びました。意見交換会では、地域の特色を活かした保護活動の重要性が指摘されました。

ワークショップの様子

《実施概要》
日時:平成20年3月8日(土) 10:00〜12:00
場所:四万十市防災センター
参加者:40名

内容:◆ナベヅルと自然環境
     (八代のツルを愛する会 会長 徳本仁氏)
    ◆「冬季湛水(とうきたんすい)農法の取り組み」報告
     (農事組合法人ファームつるの里 代表理事 久行基弌(ひさゆくもといち)氏)
 
 
 
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