また、ツルの里づくりの取り組みは、国土交通省中村河川国道事務所の推進する四万十川自然再生事業の1つにも位置づけられています。今後は、えさ場や生息環境の向上につながるエコトーンやねぐらとなる湿地の再生等に向けてハード的な整備も進められていく予定です。 |
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国土交通省の四万十川自然再生事業におけるエコトーンおよび
湿地の再生場所
※国土交通省中村河川国道事務所(2005)
「人と自然の共生する『ツルの里』づくり」パンフレットより引用
「四万十つるの里づくりの会」の取り組み内容は、会に参加する皆で話し合って決めています。
実際に取り組みを進める中で何か問題が出てきた場合等には、計画や工事の内容を見直し、改善に向けてさらに取り組みを進めます。
これらの活動を通じて、四万十川(中筋川)流域をツル200羽が完全越冬できる地域とすることを目指しています。 |
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エコトーン
“エコトーン”とは動植物の生息環境が連続的に変化する推移帯のこと。自然度の高い水辺や干潟は水域と陸域という異なった生息環境を結んでいるエコトーンの典型です。四万十川自然再生事業では、例えば、樋門(水門)等、河川構造物の前面のコンクリートの人為的な段差を解消し、自然に近い護岸とすることなどを進め、エコトーンの再生を目指しています。 |