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四万十つるだより
 
 
 平成21年度は、地域の皆さんの協力を得て、以下のような取り組みを行いました。より多くの方々に当会の活動を知っていただくことに力を入れ、2月には「第1回 四万十つるの里祭り」を開催し、大盛況のうちに終えることができました。また、「セブン−イレブンみどりの基金」や国土交通省の「四万十川自然再生事業」などの協力もいただきました。
 
平成21年度の取り組み
時期 活動内容
6月 ツルのえさ場・ねぐらづくり(江ノ村地区)(〜12月)
7月 「第1回 ツルの自然体験学習会」開催 [協力:国土交通省]
8月 四万十つるの里づくりの会の取り組みが紹介されたお米発売
10月 ツルの行動・環境体系調査(〜平成22年3月)
四万十市長訪問(10月26日)
会報Vol.7制作 →会報の制作
11月 「第2回 ツルの自然体験学習会」開催 [協力:国土交通省]
平成22年2月 平成21年度総会開催(2月5日)
啓発&取り組みリーフレット制作
「第1回 四万十つるの里祭り」開催
会報Vol.8制作
3月 会報Vol.9制作
 
 
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8月の様子
10月、二番穂が出始めた田
 江ノ村地区の休耕田では毎年ボランティアで草刈りやモミ撒きなどを行い、二番穂の確保に努めてきましたが、刈った草の処理やモミ撒き後の除草管理などが十分に行えず、モミが思うように育ちませんでした。
そこで、平成21年度は実際に地元の農家の方に食用米を植えてもらい、稲刈り後にすぐに田を耕さず、そのまま置いておく方法で二番穂を残しました。
 
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 地域の小中学生を対象とした自然体験学習会を2回開催しました(国土交通省中村河川国道事務所の協力で実施)。
 
■第1回 ツルの自然体験学習会
日時:平成21年7月15日(水) 10:00〜12:00
場所:四万十市立東中筋中学校(学習会)、中山地区(モミ撒き)
参加者:約70名(児童・生徒41名、スタッフ等約30名)
《実施内容》
学習会では、ほとんどの子どもたちがツルの飛来数の減少理由について知らなかったため、ツルは警戒心が非常に強く、人が近づきすぎたり狩猟の鉄砲の音などですぐに逃げてしまうことを説明し、「ツルの里づくり」には地域の協力が不可欠であることを伝えました。モミ撒きは、国土交通省が「四万十川自然再生事業(ツルの里づくり)」を行っている中山地区で実施。水生生物の観察も行い、当地が良好な湿地環境となっていることを体感してもらいました。
 

スライドを用いたツルの学習
 
元気にモミ撒き
 
水生生物の観察(メダカなどたくさんの生き物が確認されました)


■第2回 ツルの自然体験学習会
日時:平成21年11月6日(金) 9:50〜12:00
場所:四万十市中山地区、江ノ村地区
参加者:約50名(児童・生徒31名、スタッフ等約20名)
《実施内容》
中山地区では、子どもたちにデコイ(ツルを呼び寄せるための模型)の設置を体験してもらいました。江ノ村地区では、草刈りや水田耕作などによって見晴らしのよい環境を復元することがツルを呼ぶ鍵になることを説明し、地域農業と「ツルの里づくり」とのつながりについて強調しました。
 

デコイの見学
 
農家の方が、刈った草を細かく砕いて肥料にする特殊なトラクターでの除草作業を実演してくれました。
 
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 大手スーパーチェーン「イトーヨーカドー」が販売した「平成21年度産 清流四万十こしひかり」のパッケージに当会の取り組みが紹介され、活動を全国にPRすることができました。

「清流四万十こしひかり」のパッケージ(赤で囲んだ部分が掲載箇所)
 
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 平成21年度も秋から冬にかけて飛来数や行動についての調査を行いました。
 
《調査結果より》
平成21年度は隣の宿毛市で3羽のマナヅルが越冬しましたが、四万十川・中筋川流域では6〜7回の飛行が確認されたのみで、越冬は見られませんでした。その理由としては、稲刈り後すぐに田が耕され、餌となる二番穂がほとんどなかったこと、狩猟の発砲音に警戒したことなどが考えられます。
 
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市長との懇談の様子
 会長ほか5名で田中全四万十市長を訪問し、取り組みへの協力をお願いしました。ツルの越冬地分散化が国際的な課題となっていることや、保護活動を農業や観光の振興など地域活性化につなげていきたいという思いをお伝えしました。
 
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写真いっぱいで楽しく親しみやすいリーフレット(B4・両面フルカラー)
 ツルを見かけたら近寄らないで静かに遠くから見守っていただきたいという啓発と、当会の取り組み紹介が一体となったリーフレットを制作しました。
 
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 より多くの地域の方々に「ツルの里づくり」の取り組みを知っていただくため、イベントを開催しました。

■第1回四万十つるの里祭り
日時:平成22年2月27日(土) 10:00〜15:00
場所:四万十市立東中筋中学校
主催:四万十つるの里づくりの会
後援:四万十市・四万十市教育委員会・四万十川自然再生協議会
来場者:約500名
《実施内容》
兵庫県豊岡市の「コウノトリ育む農法」に関するセミナーや四万十市出身のシンガーソングライターの堀内佳(ほりうち けい)さんのコンサート、もち・菓子投げ、パネル展示などさまざまな催しを通じて、ツル保護をはじめとした環境保全の重要性、地域活性化とのつながりなどについて発信しました。
 

大勢の人でにぎわう会場
 
当会の取り組みを紹介したパネル展示
 
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 平成21年度は、会報を3回(各1,000部)作成し、地域の方々や小中学校などに配布しました。行事などでも配り、当会の活動を紹介するパンフレットとして活用しました。

《発行時期と主な内容》
Vol.7(10月) 平成20年度取り組みダイジェスト
Vol.8(2月)  地域の子どもたちが「ツルの里づくり」について学びました
Vol.9(3月)  第1回四万十つるの里祭り開催レポート
 

会報「四万十つるだより」(左からVol.7、Vol.8、Vol.9。A3二つ折り・両面フルカラー)
※「四万十つるだより」の閲覧・ダウンロードはこちら
 

 
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