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平成20年度も引き続き、中山地区・江ノ村地区でのえさ場・ねぐら整備や地元の子どもたちを対象とした学習会の開催などを行いました。その甲斐あってか、冬季には8年ぶりに幼鳥を含む9羽が越冬しました。全体の飛来数も延べ1,000羽を超え、流域内でツルの行動やよく利用する場所など、多くのデータを得ることができました。
会員の中には、今年初めて生でツルを見て、感動して涙が出たという人もいました。会員や地域の方々にとって、とても嬉しい1年になりました。 |
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6月から8月には、背の高い雑草に覆われていた江ノ村地区の休耕田で、人力プラス大型重機で約5日かけて草を刈りました。その後は整地して水を張り、7月にはえさ場予定地(約1.5ha)に約80kgのモミと肥料を撒きました。
秋にはねぐらと周辺部の整備を行いました。ツルが降りやすい空間づくり、除草・防虫、土壌殺菌などを目的とした草焼きなどを行いました。
一連の作業は、会員や地元の農業者など多くの方々の協力のもと行われました。 |
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地域の小中学生を対象とした自然体験学習会を2回開催しました(国土交通省中村河川国道事務所の協力で実施)。 |
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■第1回ツルの自然体験学習会
日時:平成20年7月17日(木) 10:00〜11:00
場所:中筋川流域中山地区
参加者:地元の小中学生42名(その他会員等約30名)
《実施内容》
子どもたちに「四万十川自然再生事業(ツルの里づくり)」の実施によって、中山地区ではメダカや水生昆虫などの生き物が多数確認され、ツルの越冬にふさわしい湿地環境になりつつあることを伝えました。その後、全員でえさ場にモミを撒きました。なお、江ノ村地区については、雨天のため急遽中止し、後日、会員によるモミ撒きを行いました。 |
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断続的に降る雨にも負けず、元気にモミ撒き |
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■第2回ツルの自然体験学習会
日時:平成20年11月4日(火) 9:30〜12:00
場所:中筋川流域中山地区・江ノ村地区
参加者:地元の小中学生25名(その他会員等約30名)
《実施内容》
澤田佳長氏(野生生物環境研究センター所長)が、子どもたちに最新のツルの飛来状況等について説明しました。その後、えさ場・ねぐらの整備状況やデコイ(ツルを呼び寄せるための模型)を見学してもらいました。江ノ村地区では、子どもたちが周辺の水路で捕れた水生生物をえさ場へと放流しました。 |
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現場で説明を聞く子どもたち
水生生物のえさ場への放流 |
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平成20年度、ツルが最初に確認された10月27日からは毎日、朝夕に飛来数や行動についての調査を行いました。 |
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確認数ピーク時の様子 |
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《調査結果より》
平成20年度は、10月27日からツルが訪れ、11月には今季最大の72羽を確認しました。また、8年ぶりに幼鳥を含む9羽のナベヅルが越冬しました。全期間では延べ1,000羽を超える飛来があり、えさ場・ねぐらとしてよく利用される場所やツルの行動について多くのデータを得ることができました。2月には試験的に給餌を行いました。ツルは安心して餌が取れるとわかった場所には翌年も訪れるといわれ、次年度への期待が持てる結果となりました。 |
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頻繁にツルが確認されるようになったため、ツルを見かけた場合の諸注意を啓発するチラシと看板を制作しました。11月17日には記者発表を行い、メディアを通じて協力を呼びかけました。 |
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本州で唯一のナベヅル越冬地である山口県周南市(しゅうなんし)八代地区(やしろちく)を視察し、地域の主要産業である農業を活かしたツル保護活動について学びました。 |
視察日:平成21年1月31日(土)
場所:山口県周南市八代地区
参加者:会員9名
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ワークショップの様子 |
地域住民を対象としたワークショップを開催し、鹿児島県出水市(いずみし)でのツル保護活動の実践事例を学びました。
日時:平成21年3月7日(土) 10:00〜12:00
場所:四万十市防災センター
参加者:地域住民など46名 |
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〒787-0029 高知県四万十市中村小姓町46 中村商工会議所内
tel:0880-34-4333 / fax:0880-34-1451 / mail:naka10@cciweb.or.jp |
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