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四万十つるだより
つるの里づくりを考えるワークショップを開催しました
ツルたちが北帰向を始める3月、山口県周南(しゅうなん)市 八代(やしろ)地区でのツル保護活動の実践事例を学ぶワークショップを開催しました。
農業振興とツル保護活動の両立が図られている八代地区の活動には学ぶべきところがたくさんあります。地域から集まった約40名の参加者は真剣に耳を傾けていました。

■日時:平成20年3月8日(土) 10:00〜12:00
■場所:四万十市防災センター
■参加者:40名

■実施内容:
 1.挨拶(四万十つるの里づくりの会 副会長 西尾 正)
 2.「四万十つるの里づくりの会」活動報告
    (四万十つるの里づくりの会 事務局 佐伯 達雄)
 3.四万十川流域のツルの報告について
    (野生生物環境研究センター 所長 澤田 佳長)
 4.山口県「八代のツルを愛する会」の活動報告
  1)ナベヅルと自然環境
    (八代のツルを愛する会 会長 徳本 仁)
  2)「冬期湛水(とうきたんすい)農法の取り組み」報告
    (農事組合法人ファームつるの里 代表理事 久行 基弌(ひさゆく もといち))
 5.意見交換

■「四万十つるの里づくりの会」の活動報告
事務局(中村商工会議所)が、会の発足経緯や現在の活動状況等について報告しました。
平成19年度から活動場所を四万十川(中筋川)流域の中山地区に加え、江ノ村地区にも広げたこと、また江ノ村地区の休耕田の整備に苦労したことなどをお話しました。

■四万十川流域のツルの報告について
澤田 佳長氏(野生生物環境研究センター)より、四万十川流域に訪れるツルやこれまでの調査結果等についての報告がありました。
平成19年度は11月頃からツルが訪れ始め、現在までに当地で120羽ほどが確認されたこと、しかし、越冬は確認できなかったことなどが説明されました。

■ナベヅルと自然環境
「八代のツルを愛する会」の徳本 仁会長より、山口県八代地区でのツル保護の取り組みについての報告がありました。
八代地区では、一時は約350羽のツルの越冬がありましたが、年々減少し続け、現在では1ケタ(7羽)にまで落ち込んでいます。そこで、地域の各団体が集まり、「八代地区自然再生協議会」を設立し、地域をあげてツル保護に取り組んでいるそうです。
八代地区自然再生協議会は「農業振興なくして、ツルの保護はできない」という考えのもと活動しており、ほ場整備等の基盤整備も行いつつ、そこへ積極的なツル保護策をうまく組み込んでいる点が特徴的でした。

■「冬期湛水農法の取り組み」報告
「農事組合法人 ファームつるの里」の久行 基弌代表理事より、八代地区での「冬期湛水農法」の実践経験についての報告がありました。
この取り組みは始まって1年と、まだ研究段階のようですが、冬期湛水を実践した経験が具体的に語られました。
八代地区では、冬期湛水田でツルが確認されることも多いようで、地域農業と環境保全の両立に向けた取り組みとして「冬期湛水農法」は有効な手段の1つであると考えられます。

■意見交換
4つの報告を受けて意見交換が行われました。
会場からは、江ノ村地区の休耕田の活用方法を提案する大学生の意見が出されました。また、徳本氏からは、地域独自のツル保護のあり方の重要性が語られました。


《写真》
上:ワークショップの様子
中:八代のツルを愛する会 徳本会長
下:農事組合法人ファームつるの里 久行代表理事
山口県八代地区の徳本氏と久行氏の報告内容については、会報「四万十つるだより」Vol.3で特集しています。ぜひご覧下さい↓
http://www.nakamura-cci.or.jp/doc/tsuru/news.htm
 
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