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「つるの里づくりを考えるワークショップ」を開催!
3月7日、毎年1万羽前後のツルが渡来する鹿児島県出水市(いずみし)のツル保護活動について学ぶワークショップを開催しました。

■日時:平成21年3月7日(土)10:00〜12:00
■場所:四万十市防災センター
■参加者:46名
■プログラム:
1.四万十川流域の今季の渡来状況他について
   (野生生物環境研究センター 所長 澤田佳長)
2.鹿児島県出水市のツル保護活動の取り組みについて
  「ツルと人間の共生をめざして」
   (出水市ツル博物館クレインパークいずみ 館長 奈良和憲)

ワークショップでは、はじめに事務局が当会の取り組み概要を紹介し、澤田氏が今季の四万十川および中筋川流域のツルの渡来状況について報告しました。
続いて、奈良氏が鹿児島県出水市での取り組みについて紹介して下さいました。

《奈良氏の報告概要》
出水は海に面した干拓地に荒崎と東干拓という2つの保護区(104ha)を用意し、10月から3月の間それらの土地を借り上げて、ネットなどで囲んでツルを保護しています。出水に訪れるツルはナベヅルやマナヅルなどで、今季は1万2,028羽が飛来しました。毎年たくさんのツルが訪れるため、保護活動にも工夫が必要であり、特に以下の2つに力を入れています。
 ●給餌(餌やり)
仮に給餌をしなければ、ツルは出水平野を飛び回り、農作物に被害を与えます。そこで、ピーク時には毎朝1.5トンの餌(国産小麦など)を撒きます。給餌の効果もあり、ツルによる農作物への被害は全体の2〜5%程度にとどまっています。
 ●伝染病などの予防
年間のツル死亡率は約0.2%と驚異的に低い値を誇っています。死因の多くは電線衝突死、病死、寄生虫によるものなどで、死亡時には糞便、血液、細菌・寄生虫などの検査をしています。また、給餌作業員の靴やトラックのタイヤなども徹底的に消毒し、伝染病などの予防に努めています。
たくさんのツルの渡来は嬉しい半面、鳥インフルエンザをはじめとする伝染病などのリスクと常に隣り合わせです。今後は越冬地の自然な分散が望まれ、四万十市での越冬地化に向けた取り組みへの協力は惜しみません。


《写真》
上:ワークショップの様子
中:奈良氏
下:出水市での給餌の様子(奈良氏提供)
給餌については四万十地域でも実施しました!詳しくはコチラ↓
http://www.nakamura-cci.or.jp/doc/tsuru/topics000026.htm
 
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