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四万十つるだより
秋の「ツルの自然体験学習会」を開催しました
「四万十つるの里づくりの会」では、地元の子どもたちを対象として、毎年夏と秋に自然体験学習会を行っており、このほど秋の学習会を開催しました。
この日は、国土交通省によって整備された中山地区のえさ場・ねぐらの見学と、当会が整備している江ノ村地区のえさ場でのデコイ(ツルを呼び寄せるための等身大模型)の設置体験を予定していましたが、台風27号の襲来により、内容を東中筋中学校での講義に変更して行いました。

■日時:平成25年10月25日(金) 10:00〜11:00
■場所:四万十市立東中筋中学校(講義)
■参加者:約60名(児童生徒45名、その他スタッフ等)

参加した中筋小学校、東中筋小学校、東中筋中学校の子どもたちは、鳥類の専門家である澤田佳長先生(野生生物環境研究センター所長)から、世界のツルの分布や、日本での越冬時の行動について教わりました。
澤田先生は、シベリアで撮影されたナベヅルの雛など貴重な写真も交えながら、世界のナベヅルの8〜9割が鹿児島県出水市で越冬し、その分散化の候補地として四万十市(中村)が挙がっていることなどを説明されました。そして、「皆さんの住む中筋川流域では、ツルだけでなく多くの鳥類が確認されています。これは自然が豊かに残されているからであり、日本でもこのような場所はそう多くはありません。このことは財産です」と、地域の自然環境を守り続けることの重要性を呼びかけられました。
また、事務局からは、モミ撒きや除草などの越冬地整備や、普及啓発を目的とした「四万十つるの里祭り」の様子など、会の活動を紹介しました。

子どもたちからは「ツルはどのようにして寝るのですか?」という質問が出され、今回の学習会の開催によって、ツルについて興味を持ってくれた様子がうかがえました(★)。

★澤田先生の回答
「ツルは外敵から襲われないよう水の中で寝ます。群れで寝るのですが、その中に一晩中寝ずに番をするツルがいて、何かあれば警戒音を出して一斉に飛び立てるようにしています。また、寝る時は一本足(片足)で立ち、頸(くび)に頭を乗せた姿で寝ます。」


《写真》 ※写真はクリックすると大きくなります。
上:講義の様子
中:昭和47年から現在までのツルの飛来地について説明する澤田先生
下:当初見学予定だった中山地区の現在の状況(モミ撒き後の稲の生育状況)についてはパネルで紹介
 
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