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「つるシンポジウムin四万十 〜環境、学び、集い、産業。ツルがもらたらす地域の発展〜」を開催!!
ツル類や絶滅が危惧される鳥類の保護に取り組んでいる各地域が情報を交換するシンポジウムとフィールドツアーを、平成26年11月28・29日に開催しました。

■日程:平成26年11月28日(金)・29日(土)
■場所:
・シンポジウム(28日)…中村地区建設協同組合会館
・フィールドツアー(29日)…東中筋中学校およびツルの里づくり事業実施箇所
■主催:つるシンポジウムin四万十実行委員会
(四万十つるの里づくりの会、四万十川自然再生協議会、国土交通省四国地方整備局中村河川国道事務所、四万十市)


28日のシンポジウムには、県内外から180人が会場となった四万十市の中村地区建設協同組合会館に集まりました。

はじめに、特別講演として、国土交通省顧問で元四国地方整備局長の足立敏之氏が、「自然豊かな地域づくりに向けて」と題して、河川環境復元に向けた国の取り組みのあゆみや全国の自然再生事例などについて講演されました。

続く基調講演では、NPO法人黒潮実感センター長の神田優氏が、「里地・里山・里海 生物多様性がもたらす生態系サービス」と題して講演されました。漁業で発展してきた高知県大月町の柏島の発展の歴史や、生物多様性保全と地域づくりについて、漁業者とダイビング業者という利害関係者が協働して取り組んでいる様子、そのためのノウハウ等を紹介されました。

ツル等の保護鳥を象徴とした地域づくりを実践している3地域の事例紹介では、はじめに、四万十つるの里づくりの会事務局の平石英正氏が、ツルの定着に向けて8年前に民間主導でスタートし、行政と連携し合って取り組んできた活動の数々を紹介しました。
また、愛媛県西予市の高岡伸次氏は、水路と川の段差解消事例などを紹介されました。兵庫県豊岡市の三笠孔子氏は、コウノトリの野生復帰を契機とした多様な主体の連携状況を説明され、息の長い地道な取り組みによって活動が広がり、深化していくプロセスが共有されました。

パネルディスカッションには、四万十つるの里づくりの会事務局長の佐伯達雄氏、山口県周南市のNPO法人ナベヅル環境保護協会長の西岡武美氏、地元の生態学者である山下慎吾氏、国土交通省中村河川国道事務所長の石田和敏氏が登壇しました。
NPO法人環境の杜こうち理事長の兼松方彦氏のコーディネートのもと、ツル類の越冬環境としての農地や、農業者とのコンセンサスの重要性、「市民主導で行政参加」のプロジェクトでなければならないといったこれまでの官民協働のあり方に対する発想転換、データの公開や地元への発信方法など、地域での活動の継続、発展に向けた熱い議論が展開されました。

最後に、開催地からのメッセージとして、四万十つるの里づくりの会副会長の佐田末喜氏が、「各地域の方々と連携し、活動の環(わ)を広げ、四万十でのツルの里づくりに尽力された故澤田佳長先生の夢でもあった『ツルが舞い、豊かさが感じられる地域づくり』の実現に向けて取り組んでいく」と決意表明を行い、シンポジウムの幕を閉じました。

翌29日には、ツルの里づくり事業実施箇所を巡るフィールドツアーを開催しました。参加した30人は、取り組みによって再生された湿地環境を実感するとともに、地元への普及啓発を目的とした「四万十つるの里祭り」を満喫しました。


《写真》 ※写真はクリックすると大きくなります。
上:シンポジウム(28日)
中:シンポジウム会場でのパネル展示
下:フィールドツアー(29日)
会報「四万十つるだより」Vol.20においても「つるシンポジウムin四万十」の様子を特集しています!ぜひご覧ください。
http://www.nakamura-cci.or.jp/doc/tsuru/news.htm
同時開催!「第6回四万十つるの里祭り」の様子はこちら↓
http://www.nakamura-cci.or.jp/doc/tsuru/topics000094.htm
 
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