四万十つるの里づくりの会 四万十つるの里づくりの会
  四万十つるの里づくりの会 > トピックス
四万十つるの里づくりの会
つるの里づくりのとりくみ
 ■平成18年度
 ■平成19年度
 ■平成20年度
 ■平成21年度
 ■平成22年度
 ■平成23年度
 ■平成24年度
 ■平成25年度
 ■平成26年度
 ■平成27年度
 ■平成28年度
各種会議報告
四万十つるの資料室
四万十つるだより
秋の「ツルの自然体験学習会」を開催しました
 ツル類が渡来する時期となり、地元の東中筋小学校の6年生と東中筋中学校の1年生を迎えて、恒例の学習会を行いました。

■日時:平成29年11月7日(月) 10:00〜12:00
■場所:江ノ村箇所、中山箇所
■主催:四万十つるの里づくりの会・国土交通省中村河川国道事務所
■参加者:約50名(地元の小中学生33名、当会会員、国土交通省中村河川国道事務所等)

 はじめに訪れた江ノ村箇所では、ツル類のえさとなる二番穂が実る現在の田んぼの風景ができるまでを説明しました。
 当会が活動を始めた平成18年頃はほとんどが休耕地だったのですが、人の背丈以上にもなっていた雑草を会員のみんなで一生懸命刈ったこと、モミ撒きを試みたけれど、うまく育たなかったこと、地元農家の方と協働で耕作と管理を続け、荒れた休耕田をかつてのような水田に戻したことなど、苦労話も交えて話しました。
 そして、今年度の越冬地整備の仕上げとして、ツルを呼び寄せるための模型「デコイ」の設置作業を手伝ってもらいました。子どもたちがスコップでデコイの足下に土をかけ、その上をワラで覆うと、空を飛んでいるツルが見た時に仲間がいるかのような景色ができました。
 また、共催の中村河川国道事務所からは、中筋川に流れ込む樋門に段差があり中筋川から水田の用水路に魚が上れなくなっていたため、「四万十川自然再生事業(ツルの里づくり事業)」でその段差を解消したことを説明しました。
 そして、子どもたちはその効果を確かめるため、タモ網で水路をガサガサ、ガサガサ…。すると、川と海を行き来しながら生活するシマヨシノボリやテナガエビ類がたくさんタモ網に入りました。ツルは二番穂の他に小魚やエビなども食べます。事業によって水田脇の用水路まで魚が上れるようになり、江ノ村箇所にツルのえさとなる生き物がいることがわかりました。
 その後は、平成25年度にマナヅルが越冬した中山箇所の人工湿地へ移動。官民の協働により中筋川流域のいろいろな場所でツルが越冬できる環境が復元・再生されていることを説明しました。
 子どもたちにも参加してもらい作り上げたツルの里。今年も中筋川流域にツル類が飛来することを願っています。


《写真》 ※写真はクリックすると大きくなります。
上:江ノ村箇所での取り組み紹介
中:デコイの設置
下:水生生物の学習
 
前のページへ戻るこのページのトップへ
 
このサイトについてプライバシーポリシーリンク・著作権についてお問い合わせ
四万十つるの里づくりの会事務局 〒787-0029 高知県四万十市中村小姓町46 中村商工会議所内
tel:0880-34-4333 / fax:0880-34-1451 / mail:naka10@cciweb.or.jp